特殊詐欺事件の関係者の女性に「何も答えないでほしい」と脅した疑いで弁護士の男と暴力団組員の男が逮捕されました。
逮捕された弁護士は大塚隆治容疑者でどのような経歴の持ち主か気になる方も多いのではないでしょうか。
大塚隆治の経歴についてまとめました。
大塚隆治は特殊詐欺事件の関係者の女性に対し脅迫か!
事件の概要

東京の59歳の弁護士が、警察署で接見中の暴力団員に携帯電話を渡し、事件関係者の女性に電話などで証言しないよう脅したとして、証人威迫の疑いで逮捕されました。
弁護士は黙秘し、暴力団員は容疑を否認しているということです。
逮捕されたのは、東京・港区の弁護士、大塚隆治容疑者(59)と東京・新宿区に住む暴力団員、佐々木裕平容疑者(32)の2人です。
警視庁によりますと、2人は、令和2年4月と6月の2回、事件関係者の女性に「これ以上証言しないでほしい」などとメッセージや電話で脅したとして証人威迫の疑いが持たれています。
当時、弁護士は特殊詐欺事件に関わったとして逮捕されていた暴力団員の弁護人を務めていて、警察署で接見中に持ち込みが禁止されている携帯電話を暴力団員に渡し、その場から電話などをさせていたとみられるということです。
女性が「口止めされている」と警視庁に訴えたことから事件が発覚したということです。
調べに対し、弁護士は黙秘し、暴力団員は「関係ないです」と容疑を否認しているということです。
NHKニュース引用
大塚隆治と暴力団組員の関係は?

大塚隆治は、暴力団組員の佐々木裕平とは令和2年5月から私選弁護士を勤めていたそうです。
特殊詐欺事件に関わったとみられる男と代理人弁護士が、関係者の女性に対し、男に有利になる供述を迫ったようです。
佐々木裕平は複数の特殊詐欺事件に関与したとして逮捕・起訴されていて、大塚容疑者はその代理人弁護士ですが、新宿警察署の接見室で、大塚容疑者の携帯を使って女性を脅すメッセージを持った佐々木容疑者を撮影して送信するなどしたとみられています。
佐々木裕平の特殊詐欺関与件数はわかっているだけで14回との情報もありました。
大塚隆治の経歴まとめ!出身大学は早稲田法学部

名前:大塚隆治
生年月日:1963年生まれ
出身地:埼玉県岩槻市(現さいたま市岩槻区)
出身高校:春日部高校
出身大学:早稲田大学
取扱業務:民事・刑事全般
好物:チーズケーキ
早稲田大学卒業後に検事となっていますが、その後、法律事務所を転々とし現在の大塚法律事務所を開いたようです。
大塚隆治はレンジャーでも懲戒処分を受けていた?
大塚弁護士と検索すると、レンジャーとワードが出てきますがどういう事なのか調べてみました。
すると、2015年に大塚隆治は懲戒処分を受けていたことが判明。
弁護士の懲戒処分を公開しています。
日弁連広報誌「自由と正義」2015年7月号に掲載された弁護士の懲戒処分の要旨・埼玉弁護士会・大塚隆治弁護士の懲戒処分の要旨
偽の離婚届を出すときに『おれが真似て書きましょうか』と発言した。事件委任者が懲戒請求者です。
懲 戒 処 分 の 公 告
埼玉弁護士会がなした懲戒の処分について同会から以下のとおり通知を受けたので懲戒処分の公告及び公表等に関する規程第3条第1号の規程により公告する。
記
1処分を受けた弁護士 大塚隆治 登録番号 30288
事務所 さいたま市南区白幡4
レンジャー五領田法律事務所
2【処分の内容】 戒 告
3 処分の理由の要旨
(1)被懲戒者は懲戒請求者からその妻であるAとの離婚事件を依頼されて処理するに当たり、2013年9月21日Aが成年後見人を選任しなければならない状況であることを認識しAに対しAは懲戒請求者と離婚した旨の虚偽の事実を伝えて離婚届用紙に署名させようとした。
(2)被懲戒者は同日、Aが上記離婚届用紙に署名しなかったことから懲戒請求者と協議した際、Aの署名について「おれが真似て書きましょうか」と発言をした
被懲戒者の上記行為はいずれも弁護士法第56条第1項に定める弁護士としての品位を失うべき非行に該当する。
処分の効力が生じた日 2015年3月31日2015年7月1日 日本弁護士連合会
まとめ
大塚隆治は、暴力団の男と共謀して特殊詐欺事件の関係者の女性を脅迫したとして逮捕されました。
長年弁護士を続けていると、服役中の暴力団とも顔見知りになり親しくなるのでしょうか。
暴力団組員の男は否認されているようですが早く事件が解明されることを願います。
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